ベジタリアンの方向けの冷凍食品というものを、ちょっと検索してみましたが、
大豆たんぱくのお肉もどきのいろいろ目先を変えた商品が主立っているのかなという印象でした。
毎日の献立に変化を付けることに、一般の人よりも苦労されるのでは・・・と思ってしまいました。
そんなベジタリアンの皆様の日常に弊社の冷凍食品が役立ってくれるとしたらと考えますと、ワクワクして参ります。
これからも海王星(株)はベジタリアン商品のラインナップの拡充に力を入れてまいります。
ベジタリアンと言うと動物性のものを一切食べないといった定義が
一般には浸透しているのではと思います。
ですが、ベジタリアンとひとくくりには実はできない様なのです。
と申しますのも、ウィキやら、はてなキーワード等々参照してまとめておきますと、
以下のようなここでは9つの『区分け』ができるそうなのです。
①ヴィーガン(ビーガン)・・・一番厳格
肉類・魚介類はもちろん、卵・乳製品・はちみつも摂取しない。
②ロー・ヴィーガン・・・生肉も食べる人の事はロー・フーディストという。
火を通さない生菜食で未加工の食物のみを摂取する。
③ベジタリアン
肉類・魚介類は摂取しないが、卵・乳製品は摂取する。
④オボ・べジタリアン
肉類・魚介類・乳製品は摂取せず、卵は摂取可とする。
⑤ラクト・オボ・ベジタリアン
肉類・魚介類は摂取せず、卵・乳製品は摂取可とする。
⑥ぺスコ・ベジタリアン
肉類は摂取せず、魚介類・卵・乳製品は摂取可とする。
⑦ペスクタリアン
肉は摂取せず、魚介類は摂取可とする。
⑧ポゥヨゥ・ベジタリアン
四足の獣を食べないが、家禽類(鳥の類)は摂取可とする。
⑨フルータリアン
食物の中でも、「植物の自己再生産できる部分のみ」=実
を摂取する。穀物がダメと言う人もいる。
調理・加工されたものを摂取しない人もいる。
参考資料:ウィキペディア、はてなキーワード [2014.08.07.現在]
ベジタリアンの方の中には、はちみつすら摂らないといった方々や、
白砂糖を避ける方たち、油脂分にもこだわっている方々、
などなどマクロビオティックや、ある種の健康志向(?)ともいえる傾向を
持って日々の食事に気を使っていたりするそうなのです。
そこで、① 『ベジタリアンの方々(ベーガン・ビーガン・ヴィーガン)は
なぜはちみつを摂らないのか』
について調べてみたことを、ここに掲載してみたいと思います。
(Yahoo!知恵袋、ウィキペディア、いろいろなベジの方のブログ記事
より一部抜粋、要約いたしました。)
まずヴィーガンの方がはちみつを摂らない理由を述べる前に、
簡単にはちみつのできるまでについて、解説させていただきます。
ちょっとだけ前置きが長くなりますが、お許しください。
~ はちみつのできるまで ~
・はちみつを作る際に携わるミツバチには役割分担があり、
ⅰ採餌蜂(いわゆる働き蜂)
ⅱ貯蔵蜂
ⅲ育児専門の蜂
の3種類が少なくともあるそうです。
1 採餌蜂は、花から採取した花蜜を蜜胃(みつい)と呼ばれる蜜をためるための
胃の一部分に花蜜をためて巣へと戻る。
*蜜胃 とは、蜂の食道の一部(腸の手前)が風船のように膨らんでいる部分。
蜜胃と腸の間には弁があり、採餌中は、この弁を閉じて活動しており、
集めた花蜜を自分の中に一時的に貯蔵する。この時点では食糧にしてはいない。
花蜜は、蜂たちの共有財産なのだそう。
体重約80gの採餌蜂の花蜜の蜜胃での貯蔵量は、約30~40mgと言われている。
2 巣に戻った採餌蜂は、入り口付近にいる貯蔵蜂に口移しで蜜胃のなかの花蜜を渡す。
*口移しの際に、蜂の唾液腺から何種類かの酵素が分泌され。花蜜に混じることになる。
*巣にもちかえったばかりの花蜜は、水分量が30~70%と高く、糖度もまだ低いので
このままだとすぐに腐り出す状態。
この状態では保存用の食料としては使えないので、長期保存可能なそして
即効のエネルギーとなる、はちみつに変える必要がある。
(糖濃度をあげると、腐敗菌は活動できない。)
3 貯蔵蜂は貯蔵用の空き巣房を探してきて、一時的に採餌蜂から受け取った
花蜜をそこへ吐き出して貯めていく。
4 貯められた花蜜は、夜間の時間帯などを利用して長期保存用の巣房に移動される。
*何度か花蜜は移動を繰り返すことになるが、これらの移動や吐き戻しの都度、
酵素が貯蔵蜂より分泌されていき、このことで花蜜に酵素反応による化学反応が
起こり、花蜜がはちみつに変化していく。
同時に、花蜜中の水分も、羽を使った扇風などにより除去されることになり、糖度が上がる。
5 最終的に水分が約20%(糖度約80%)くらいにまで濃縮されると、
貯蔵蜂はその蜜を合格とみなし、その巣房にワックスで蓋をかける。
*はみちつを採るときには、良く熟成された証としてこの蓋がけされた蜜を採るのを原則としている。
*小さなスプーン一杯分のはちみつを作るためには、1匹の採餌蜂が巣と花の間を約300回
往復しなければならない。
*花蜜の状態の糖の成分は、ショ糖(白砂糖の主成分。ブドウ糖と果糖の結合した2糖類)で、
ショ糖からエネルギーを取り出すには、一度体内で分解して単糖類であるブドウ糖に
変える必要がある。このことはショ糖を摂取しても、すぐに体を動かせるわけではないことを
意味している。これでは長期保存に長けた食料といえども、エネルギー効率が悪すぎるということに。
ミツバチは花蜜をはちみつに変える過程で、酵素を加えてショ糖をエネルギー効率の良い
ブドウ糖に変化させている。
それからさらに一部のブドウ糖を違う酵素でもって、グルコン酸と言う有機酸に変化させ、
はちみつ独特の酸味を与えることになっていると同時に、微生物による腐敗や発酵を防ぐことにも
役立たせている。つまり脱水による防腐のみならず、はちみつそれ自体が防腐剤となっている。
*はちみつは、自然界で最も甘い蜜と言われている。
以上がはちみつのできるあらまし(+ α )でした。
そして本題のベジタリアン(厳格なタイプの)方々がはちみつを摂らない理由とは、
☆牛乳と同様に、人間の嗜好のためには、本来つくられていないから。
☆ミツバチの成分を一部含むから。
と言うことのための様でした。
抜粋・要約に役立たせていただいた資料を提供して下さっているサイトのかたがた、
どうもありがとうございます。
[2015.04.20.上記のベジタリアンの方々の分類記事に加筆しました。]
弊社のベジタリアン対応商品(アレルギー対応商品でもあります。)の中には、
ベーキングパウダーを使用して製造している商品がございます。
健康に気を遣う方々にとっては、かなり浸透してきている感のあるアルミニウムフリータイプ
(アルミ無添加)のベーキングパウダーを使用しているのですが、
②『なぜアルミニウムが入っていないベーキングパウダーを弊社は使用することになったのか』
(『マクロビパパの奮闘記』、『クミタス』サイト内読み物より、他ブログサイトからも
一部要約・抜粋して記載しております。参考にさせていただきありがとうございます。)
今回はその理由となっているお話を載せたいと思いますが、まずはベーキングパウダー
そのものの成り立ちから簡単な説明をさせて頂きます。
~ベーキングパウダー(アルミニウムフリー)とは~
重曹(炭酸水素ナトリウム100%のことで、工学の分野では重炭酸曹達という)に、
酸性剤(助剤とも。重曹はアルカリ性。一方で助剤は「酒石酸」という酸性物質。)を加えたもので、
この二つが化学反応を起こすと、ガス化が重曹のそれの時より強く起きます。
そしてこの酸とアルカリがそのままでは反応しない様にするために、
隔離剤(コーンスターチなど)が配合されています。
*1 重曹の場合は、生地を作る際水分と混ぜても比較的時間をおいても大丈夫なのに対し、
(加熱することでガス化が起きる為だそう)ベーキングパウダーの場合は水分でもって
隔離剤が効力をなくすとガス化がどんどん進むので、(焼かなくてもガス化は進んでいく)
生地を作ったらすぐに焼くというのがポイントになります。
*2 重曹は焼くと横に膨らむのに対し、ベーキングパウダーの作用としては
縦方向に膨らむ働きを持ちます。
*3 重曹が加熱されることで起こる化学反応の後には、二酸化炭素と水そして炭酸ナトリウムという
小麦の色素を黄色く変え独特の苦みと香りがある物質が残ります。
この色と苦味がお菓子作りには邪魔なことが多いのです。
対してベーキングパウダーの化学反応後には、より多くの二酸化炭素(膨らませるチカラの素)と水、
そして酒石酸ナトリウムという生地を変色させない無味無臭の中性物質を残します。
~アルミニウム入りの通常のベーキングパウダー~
一方ベーキングパウダーに酒石酸以外の安価な助剤を使うという場合に登場するのが、
焼きミョウバンという茄子の漬物を色が落ちない様にしたり、芋や栗の煮崩れを防ぐ目的でつかったり、
灰汁抜きにも使用することもある生ミョウバン(硫酸アルミニウム)を加熱処理したものです。
助剤である焼きミョウバンがアルミニウムを含んでいるということでした。
(「焼きミョウバンとは」ブログサイトより)
以下からはアルミニウムがどうして人体に有害と言われるのかについて、
調べた結果をまとめます。
~アルミニウムの害~
・アルツハイマー病の原因となる。
・肝臓・結腸・骨・神経細胞にも悪影響を及ぼす。
アルミニウムを血液吸収もしくは肺から吸収する場合には、明らかな健康被害
(腎機能が弱い人の場合は透析脳症や骨症など)が報告されています。
また塵肺の原因となっているということです。
特に腎機能障害の人や腎臓の機能がまだ十分に発達していない乳幼児は、
食品からの微量の経口摂取でもアルミニウムの排出ができづらいために
身体に蓄積しやすくその為に害が比較的出やすいとも言われています。
乳幼児の場合、特に脳の神経細胞にアルミニウムの害が及ぶことを懸念して、
弊社ではアルミニウムフリータイプのベーキングパウダーを使用しております。
日常的にお菓子やパン類を摂取する量が、その体重に対して多くなりがちなお子様にとって
アルミニウムの経口摂取積算量を気にかけるべきとの考えからです。
アルミニウムの健康被害とその因果関係については否定する向きの事を
言っている団体・サイトも多く存在いたします。
ですが実際に因果関係がはっきりしない部分もあると言って、
アルミニウムが安全であるとか少量なら大丈夫だと言って安心して、
本当には安全なのかどうか分からない部分が多く
人体には生きる上で必要のない物質を摂取するよりは、
その摂取量に気を付けていくべきではないかという考えです。
[2015.06.28 上記のベジタリアンの方々の分類記事に加筆しました。]
← よりベジタリアン対応商品・アレルギー対応商品をお買い求めいただけます。
ぜひ一度遊びにいらしてください。