次の本のメモ

雪もかなり解けていましたよね。

気温が昨日よりも少し上だったかなぁ

という気がしています。

(天気予報見れていない・・・。)

昨日のようにまたパノラマ写真を撮っていましたが、

やっぱり一面真っ白の世界と違って

ちょっと・・・暗いですね、正しく冬の日本海側

といった雰囲気の写真かもです。

日曜ということでゆっくりめの朝

になってしまったため、午前中に

読書などできず仕舞いになり、

いろいろゆるゆると片付けていたら

すぐにお昼になっていました。

なんだか悲しかったです。

やっぱりいつもと同じペースで朝を

過ごすのってできたらいいなぁと

思ってしまいました。

 

今度読み始めたの本はイラストが大きく

書かれていて、それでページの大半が

埋まっていることがほとんどなので、

余計に読み進めやすいです。

今度の本も前回までの本と同様というか

それ以上に未就学児のアレルギー全般について

が網羅されております。

 

アレルギーとは(主なアレルギー疾患)

アレルギーは反応の仕方などで4つに

大別されます。

i. 即時型-ぜんそく、アレルギー性鼻炎など

ii. 細胞障害型-血液型不適合による溶血性貧血など

iii. 免疫複合体型-血清病、糸球体腎炎、関節リウマチなど

iv. 遅延型-接触皮膚炎、移植拒絶反応など

 

患者数(増加するアレルギー)

・ここ30年まりの間にぜんそくを持つ子供は

 1% → 6% に

 大人では

 1% → 3% に増加している。

・何らかのアレルギーがある人の割合は

 全世代にわたってみても3人に一人

 となっています。

 (目鼻のアレルギー様症状、呼吸器のアレルギー様症状、
  皮膚のアレルギー様症状のこと)
・食生活の変化、心的ストレスの増加、生活の中に
 あふれた化学物質、大気汚染なども複合的に
 影響してアレルギーをひどくしているといわれています。 
 例えば、気密性が高まった住居では
 ダニ・カビが繁殖しやすくなってきているし、
 ディーゼル車の排ガスに含まれる微粒子が
 アレルギー反応を悪化させることにもなっています。
 
しくみ(免疫とアレルギー)
免疫は白血球(のうちT1細胞[1型ヘルパーT細胞]・B細胞)
が有害な異物を排除するため攻撃する仕組み。
1.ウイルスなどの異物が体内に侵入する。
2.見張り役の白血球が異物を飲み込み有害であると判断し、
 T細胞に伝達する。
3.T細胞がB細胞に武器を作るよう命令する。
4.異物を攻撃する武器ができる。
5.異物(今の場合ウイルス)に武器がくっつき異物を撃退する。
 → 病気が治る
 
アレルギーは白血球(のうちT2細胞[2型ヘルパーT細胞]・B細胞)
が有害でない異物を攻撃してしまう仕組み。
1.花粉などのアレルゲンとなるものが体内に侵入する。
2.見張り役の白血球が花粉を有害ではないと判断し、
 T細胞に伝達する。
3.T細胞がB細胞にIgE抗体を作るよう命令する。
4.できた抗体は花粉などのアレルゲンを直接攻撃せず、
 マスト細胞の表面にくっつく。 
5。そこへ花粉が結合すると、マスト細胞が破裂し、
 ヒスタミンやロイコトリエンなどの化学物質が放出される。
 → かゆみ、炎症などのアレルギー反応を起こす。
・2型ヘルパーT細胞の割合が高くて、IgE抗体を
作りやすくなっているのがアレルギー体質のこと。
・2種類のヘルパーT細胞はおなじナイーヴT細胞から
分化したもので、あまりに衛生すぎる環境だと1型が
増えないままで、ダニなどのアレルゲンとの接触ばかりに
さらされるために2型ばかりになってしまい、アレルギー
が引き起こされやすい素地になっていると考えられています。
・寄生虫がお腹にいると、アレルギーを悪化させにくくなるという
説があるが、一方でIgE抗体は増えていってぜんそくが
悪化する危険もあるそうなので、やはり寄生虫作戦は
もってのほかだということです。
 
アレルギーマーチ
0歳~2歳くらい-おもに食物がアレルゲンとなり、
アレルギー症状としてはおもにアトピー性皮膚炎・
じんましん・下痢・腹痛などがあげられます。
2歳くらい~7歳くらい-アレルゲンは食物および
吸入する物と多くなります。その主な症状は、
アトピー性皮膚炎(このころよくなることも)・じんましん・
ぜんそくなどです。
7歳くらい~12歳くらい-ぜんそくがよくなっていく子供もいます。
成人-おもなアレルゲンは吸入するものが主で、そのほかには
接触するものがあげられます。 症状もぜんそく・花粉症・
アレルギー性鼻炎となってきます。
 
アレルゲンの種類(原因となるアレルゲンは動物・植物の「たんぱく質」です。
体内に取り込まれる経路によって食べる・吸い込む・触れるの3つに分類できます。)
・食餌性アレルゲン
・環境アレルゲン-ダニの死骸やフン・カビの胞子・ペットの毛やフケ・花粉
(ハウスダストがアレルゲンというのはホコリに含まれている
上記のアレルゲンのことを言う)
・経皮性アレルゲン-天然ゴム・薬・金属・化学繊維・シャンプー
 
アレルギーの検査法には皮膚テストと血液検査があるが
原因と思われるものがあっても、検査では反応が鈍かったり、
(その物質に対するIgE抗体が見つからない)
逆にどの物質に対しても反応してしまい特定できない
ということがあります。 これはアレルギー反応が起こるまでに
通常よりも長い時間がかかっている可能性があり、
そういった場合はIgE抗体の働きとは違うプロセスで
症状が起きているのかもしれません。
 
受診(小児科のアレルギー専門医・指導医に)
・アレルギー専門医-日本アレルギー学会の
審査・試験を受けて合格した医師。
治療経験が豊富であることも条件です。
薬の指導のほかに生活面での指導も
してもらえます。
・アレルギー指導医-専門医の中でも研究業績を積んだ
治療経験も豊富である医師が認定されるもので、
専門医の研修指導にもあたっている。
・専門医・指導医がいる病院は日本アレルギー学会の
ホームページで探すことが可能です。
基本の専門分野が小児科・皮膚科・耳鼻咽喉科・眼科
などそれぞれ異なります。
・アレルギーの治療にはガイドラインが決められています。
今受けている治療が適切であるのかは
日本アレルギー協会のホームページから
調べられます。
 
アレルギー共通(アトピー性皮膚炎・アレルギー性鼻炎・
気管支ぜんそく)の治療法は考え方が基本的に同じなので
薬の種類も同じものがあります。
共通の治療法-コントロール療法(生活指導・薬物療法)・
           根治療法(免疫療法)
共通の薬物-抗アレルギー薬(抗ヒスタミン薬・
         ロイコトリエン受容体拮抗薬・インタール)
・・・ステロイド以外でアレルギー反応を抑える薬のこと
   をまとめてこう呼ぶ。長期間使うことが多い薬で
   アレルギー症状の原因となる化学伝達物質を
   放出させないようにするとか個々の化学伝達物質の
   働きを抑えます。
         -ステロイド薬(外用薬・吸入薬・内服薬)
・・・もともと体内で分泌されている副腎皮質ホルモンを
   まねてつくられている。アレルギー症状を抑える特効薬
   です。 作用の強さもいろいろあります。
         -気管支拡張薬←ぜんそくむけ
         -保湿剤←アトピー性皮膚炎
 
免疫療法=減感作療法―体質そのものを変えて
アレルギーを根本から治そうとしている唯一の方法。
時間がかかるが、大きな効果を得られる場合も。
アレルゲンを少量から体内に入れていき、
そのアレルゲンに対する感じやすさを減らし、
アレルギー反応を出にくくするというもの。
ただ人によっては危険が伴うので、実施機関が
限られている。
エキスを注射する方法が一般的だが、エキスを
垂らしたパンのかけらを舌下に置き2分してから
飲み込むという舌下減感作療法という方法も
出てきており、このほうが自宅で手軽に行えるという
点と、痛みがなく注射より投与量が増やせる上に
副作用の危険が少ないといいます。
注射による治療と効果が変わらないとするデータも
出ており、早期の実用化が待たれています。
 
生活改善(住環境の整備)
一番問題になるアレルゲンは室内のダニで、
換気をするだけでもダニの数を減らせるとのことです。
ダニを増やさないよううにするために、
室内の注意点をあげます。
・家具の上に物を置かない(衣替えの時は、
しまっておいた衣類をいったん洗濯してから使用すること。)
・観葉植物は置かないようにする。
・掃除機はぞうきんを絞って拭き掃除してから
 ゆっくりかける。
・布団は週に一回ほど天日に干して湿気を取りダニの繁殖を
抑える。両面を日に当てるように注意する。
もしくは布団乾燥機を使うのもよい。
・エアコンよりも床暖房がよい。加湿器もこまめに掃除して
適度に使った方がよい。
 
以上が一章分でした。
思ったよりも情報量がありましたね・・・。
免疫とアレルギー反応の仕組みが実際には
イラストも用いて説明されていて
理解の助けになりました。 ヽ(^▽^)ノ ワアイ♪
それから減感作療法がとりあえず2年もかかるということと
ものすごく頻繁に注射をしなければならないという事が
わかり、これはまず普通は難しいなぁ・・・(ため息)
と思ったのでした。
しかも花粉症の場合はシーズン前に
再び1~2週間に一回も注射を
しなければならないというので、
これはあまり現実的ではありませんよね?
だから舌下減感作療法は余計に期待
されているわけですね。 
明日はできればまたこちらの工事を
したいのですが、社長のブログも
書いてもらえたらいいなぁとも思っております。
でもこれはどうなるのかわかりません。
また本の続きになるやもしれませんが、
今回は読みやすく・見やすくなっている分
まだいいかなと思っております。
つづきも乞うご期待(??)